ここでは仏事やその他仏教にまつわる事を少しずつ紹介していければと思っています。

盂蘭盆会(うらぼんえ

お盆にお経を読んでもらうことを「棚経」(たなぎょう)といいます。
むかしは、ご先祖や最近亡くなった方の精霊を迎えるために精霊棚、あるいは魂祭り棚というものを祀り、
その棚の前で僧侶がお経を誦(あ)げていたためにそう呼ぶのです。


現在でも、真夏の暑い日差しの中を汗を拭き拭き檀家の家を廻るお坊さんの姿は、夏の風物詩をして身近なものですね。

それというのも、先祖を敬い、敬虔(けいけん)な気持ちで亡くなった人の魂を迎えようとすることは、私たちの心の底にある
変わることのない思いだからでしょう。棚経はそのような願いを、読経という功徳で精霊に手向けるためのものです。

現在のような殺伐とした時代には、家族の心を一つにする意味からも、ぜひとも家族全員で実践していただきたいお盆の過ごし方ですね。



人が人であるかぎり、母と子、父と子の間にある愛情は永続的なものだと思いたいですね。仏教で説く慈悲の心も、親と子の愛情に基づいた思いやりの気持ちからこそ生じてくるのではないでしょうか。お盆の行事は、先祖や亡くなった親族への思いを通して、人の持つ思いやりの心を取り戻すためにも大切なものなのです。

葬儀・法事・供養のご相談にも乗ります。宗派は問いません。お布施やお供え物の事など、遠慮なくご質問ください。


>>泰平寺(たいへいじ): п@059-340-7172
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